活動報告

講演「 口腔漢方医学 ~痛みから乾きまで~」

 横浜歯科漢方研究会 講演「 口腔漢方医学 ~痛みから乾きまで~」
開催日時 平成27年7月12日(日) 13:00 ~ 17:00
開催場所 神奈川歯科大学付属 横浜クリニック 7F大会議室
   横浜市神奈川区鶴屋町3-31-6 電話:045-313-0007
定員 100名
参加費 2000円
対象 医療関係者・学生
共催 横浜歯科漢方研究会、株式会社ツムラ
後援 NPO法人 日本・アジア口腔保健支援機構、神奈川県歯科医師会
プログラムは、⇒ こちらから ご覧ください。

講演「 生薬からみた歯科疾患 」

横浜歯科漢方研究会 講演「 生薬からみた歯科疾患 」
開催日時 平成27年3月22日(日) 13:00 ~ 16:55
開催場所 神奈川歯科大学付属 横浜クリニック 7F大会議室
   横浜市神奈川区鶴屋町3-31-6 電話:045-313-0007
定員 100名
参加費 2000円
対象 医療関係者・学生
共催 横浜歯科漢方研究会、神奈川歯科大学付属横浜研修センター横浜クリニック
株式会社ツムラ
後援 NPO法人 日本・アジア口腔保健支援機構
プログラムは、⇒ こちらから ご覧ください。

特別講演「 舌診と漢方 」

 横浜歯科漢方研究会 特別講演「 舌診と漢方 」
開催日時 平成25年9月29日(日) 13:00 ~ 16:00
開催場所 神奈川歯科大学付属 横浜クリニック6F教室
   横浜市神奈川区鶴屋町 電話:045-313-0007
定員 100名
参加費 1000円
共催 横浜歯科漢方研究会・株式会社ツムラ、
神奈川歯科大学研修センター・横浜クリニック
後援 NPO法人 日本・アジア口腔保健支援機構
プログラムは、⇒ こちらから ご覧ください。

第1回横浜歯科漢方勉強会 症例報告①

日立製作所日立横浜病院歯科口腔外科
品川 隆

一次性シェーグレン症候群患者の口内炎に対して黄連湯が奏効した一例

患者は66歳女性。身長154cmm、体重57kg。甲状腺腫瘍、大腸がん、胆嚢摘出の既往があり、現症として肝障害があり内科よりウルソR処方。当科には舌のピリピリ感を主訴に来院。口腔乾燥感があり不定期に口内炎が出現。口腔カンジダ検査陰性。血圧160/100と高く軽度腹部の不快感があった。内科精査を依頼し、テノーミンRが追加処方された。

当科ではドライマウスについて精査し、リウマチ等の他の膠原病を合併しない一次性(原発性)シェーグレン症候群と診断した。治療として、生活指導、唾液腺マッサージ、口腔顎顔面筋機能訓練がおこなわれ、保湿剤、含嗽剤、口腔乾燥改善薬等の投与がおこなわれた。口内炎に対しては黄連湯が処方され、効果があったと思われるので報告する。

第1回横浜歯科漢方勉強会 症例報告④

医)秀真会 戸塚グリーン歯科医院
渡辺秀司

歯根端切除後の難治性の根管治療に荊芥連翹湯を併用することで著効を示した1例

根切後、数年経た歯牙の保存治療については再度根切を行うか、または根管治療を行うか悩む所だが、どちらにしてもその治療方針は困難をきたすことが明らかである。今回根切を行った歯牙の再根治を行ったが根尖孔が大きいため通常の根管治療では炎症性の浸出液が止まらず根尖孔封鎖が難しい処置に対し荊芥連翹湯を投薬することで奏功した結果を報告する。

症例 ○本○子 昭和22年1月1日 女
主訴 咬合痛を伴い食事が取れない
既往歴 数年前から身体が冷え眠りが浅いとのこと。時々睡眠導入剤を使用。
5」については歯根断切除を行ったが数ヶ月前より重い感じがしている。
現病歴 身長153cm 体重52kg 血圧140-85mmHg
現症 5」のフィステル、打診痛あり(以前根切を行った歯)
口腔内所見:歯肉の状態は正常なるもやや暗赤色
5」以外の歯周ポケットは正常値を示し歯肉炎は認めない
漢方的所見 顔色はあさ黒い感じでハキハキしている 行動的
体形は普通、体力中程度 歯圧痕あり、舌下静脈怒張あり
中間証:瘀血証(水毒を伴う)